♪夕焼け小焼けで日が暮れて~
というのは、里の方からから山がわを見たときのフレーズですな。というのも、夕焼け空の全貌は、山の中で木々が空を覆うような場所ではわかりにくいものです。
しかし、頭上の空の色で夕焼けの気配(けはい)は感じることが出来ます。
ケハイ…うーむ、英語ならばsignとかindicationなどという単語が当てはまるのでしょうか。けれど、もっと多様な表現があるに違いありません、浅学の身には計り知れず(笑)
写真では少しわかりにくいのですが、空がほんのり紫がかったようなピンク色。日没直後の森の中から空を見上げて、きっと、今頃西の空はいい色に染まっているんだろうなぁ、などと想像しながら、ふと思いました。
ケハイに送り仮名をつけると「気配り」となるな、と。
立ち止まっていたのは、東鳴子温泉(宮城県)にある「旅館大沼」さんの管理する山荘へつづく道。昨日まで東北学院大学教養学部の「俳優修業ゼミ」サポートで学生共々大勢がお世話になった宿の敷地内です。
気配り…
ここはまさに、気配りの宿。
女将さんはじめ、みなさんの暖かい人柄に触れ、温泉が湧いてくるように安心感も湧いてくるようなおもてなしを頂きました。今回は、初日が3年生、2日目が4年生と分かれての集中ゼミでしたが、それぞれの学生諸君は大満足。
きっと、学生時代の中でも記憶に残るいい時間を過ごせたのではないかと想像しています。
一方の私は、ちょっとした移動や、就寝前の湯船で、自然の中に同化していくような居心地の良さを何度も感じていたのでありました。
リラックスは作業効率を高めます。
そして「自然体」。
私などは一生到達できそうにない、武士道の極意でもあります。
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