2015年7月23日木曜日

MUSICAL「カミナリム」制作レポート(8)【地元俳優とミュージカル】の巻

先日はオペラ界から「カミナリム」出演予定のお二人をご紹介いたしました。
今日は、東北を中心に活躍している俳優お三方を紹介いたしましょう。
それぞれ、宮城、岩手、山形を代表しての出演と言っても過言ではないでしょう。

まずは、茅根利安(ちのね・としやす)さん。


「GAS(ガス)」という重要な役どころを客演していただきます。彼は仙台で1970年代の後半から活躍しているベテラン俳優。現在TVCMやナレーターとしてのご活躍のほか、「ココロのキンセンアワー」を主宰して、国内外外から高い評価を得ている方です。SCSミュージカルには、震災後の比較的大型の作品を中心に度々出演していただいております。

そして、お次は、岩手からは平泉ミュージカル「夕焼けの向こうに」(岩手、東京、フランクフルトで上演)で藤原清衡役として主演していた、亀井貢(かめい・みつぎ)さん。(写真男性列左から3番目) 「エライヒト」という注目の役柄での出演。藤原清衡とは全く違う役作りに、稽古場での人気沸騰。


最後に、山形から、よねざわ市民ミュージカル「伝国座(でんこくざ)」代表の、松田純一(まつだ・じゅんいち)さん。「陰陽師」という役を演じて頂きます。こちらの役作りも見事。歌がうまい税理士!(写真左)


この才能あふれるお三方は、仙台市、奥州市、米沢市で、それぞれ、地元の舞台芸術文化に大きな貢献をしている方々でもあります。
今回のSCS25周年記念ミュージカルは、震災後の東北から、新しい舞台作品作りスタイルとメッセージを提案していこうという想いも込めています。
そうした意味においても、仙台のみならず宮城県各地、岩手県、山形県からの出演者が集結するこの舞台、どんな東北的表現が生まれてくるのか、楽しみでもあり、それが実現さえていくことが制作者としての願いでもあるのです。

そして、梶賀千鶴子の表現するメッセージ、上田亨の音楽とあいまって、SCSメンバーによるダンス・歌・芝居の表現に、さらに彩りを添えてくださることでしょう。

さあ、明日からはいよいよ、劇場入り。

ワクワクしてまいりました!

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