2016年1月6日水曜日

つながり

元旦の仙台。
遠くに愛宕神社の明かりが見える。
今年は元旦のお参りは遠慮して過ごした。


思えば、学生時代に住んでいたのは、どんと祭りやはだか参りで有名な大崎八幡神社のすぐそばであった。その八幡神社も、愛宕神社も、それぞれの由来によると、もともとは米沢(山形県)にあり、伊達政宗公が、米沢→岩出山→仙台と遷したものだそうだ。

伊達政宗公も支倉常長もその神社が鎮座ましましていた米沢生まれでもあるとされている。かつて宮城県が製作したミュージカルの舞台で、仙台藩士、支倉常長(はせくら・つねなが=伊達政宗の命によりローマを目指した慶長遣欧使節団のリーダー)役を演じたことがある私は、そのせいか、この風景を見ると、いつも、400年以上前のこのあたりの土地の様子を想像し、そこに暮らしていた人々に思いをはせてしまう。
そして、我が故郷米沢と仙台、この2つの土地の不思議なつながりを感じてしまう。

新しい年を重ねるたびに、
若いころにはまったく気にしていなかった
我が来し方行く末を考える時間が増えてくる。
つくづく人のつながりの有り難さが身に染みてくる。


0 件のコメント: