2014年10月21日火曜日

オトナ向け講座

「大人向け講座」って書くとちょっとドキっとしますね(笑)
SCSミュージカル研究所では、毎週火曜日と水曜日に「おとなクラス舞」「おとなクラス響」というコースをそれぞれ設けています。
ミュージカルの手法を使った簡単なダンスやストレッチ、そして歌を歌う時間です。

実は以前、このクラスに参加されているオトナの皆さんから「ヒロセ純は一体にして講演会や大学授業などで、どんな話をしているのか」というご質問をいただいたことがありました。

そこで、思い立って先日「ミュージカルや舞台制作に関するお話の時間を設けたら、皆さん参加してみたいですか?」と尋ねたところ、全員が参加したいとのお申し出をいただきました。

そんないきさつで明日から月に1回のペースで、とりあえす5回シリーズの講座を開設することに相成りまして…おとなクラス参加者の皆さん向けの、クローズな講座ですが、受講生の皆さんは、ほとんどが私より先輩で、しかもインテリジェンスの薫り高き方々であります。少々キンチョー。


そんななか、明日のお話のネタをちょっと探していたところ、事務所の本棚から、12年前にロンドンで買った本が出てきました。
Production Manegement と題された舞台制作者向けの専門書です。当時日本ではこの手の本がほとんどなくて、見つけてうれしかったことを思い出しました。けれども、その本屋がロンドンのどのあたりにあったのか、どうしても思い出せないのです。
それほど昔、12年以上も前の購入ですから、さぞかし書かれている内容も今にしたら古めかしくなっているだろうと思って、読み返してみると、さにあらず、今頃になっての発見が続々と…。


写真は A Producing Theatre Organizational Chart というページですが、このほかにも、当時の私は全くピンとこなかったデータや表などが随所にあって、少しワクワク。おとなクラスの皆さんに講義をするどころか、私のほうが勉強させていただいていることに気が付きました。
ネットから得られる知識と違って、本から得られるものは、脳みそにしみわたっていくような感覚があります。きっと私は古いタイプの人間なのでしょう。
それにしても、人生、死ぬまで修行でありますな(笑)

さて、明日の講義初日、
うまくいきますように。


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