毎年下半期恒例となりつつある「SCSミュージカル研究所リーディングマラソン」。
いわゆる読書コンテストですね。
6月から12月までの半年間で一番多く本を読んだ研究生には、代表(あ、ワタクシですね)が、ポケットマネーで記念品(粗品)をプレゼントすることになっています。
今年も続々と読書記録や、感想文が寄せられています。
中には、1ページ当たり1冊の本を読んで、ノート1冊びっちり感想が書かれているものもあります。
近頃の子どもたちは本を読まなくなったなんて声を聞きますが、決してそんなことはないと思います。
1年の前半は、主に東北学院大学の学生たちのレポートをたくさん読む機会があります。後半は、こうしてSCSの子どもたち、メンバーの文章に触れる機会が。
学生たちのレポートを読むとき、おそらく本をたくさん読んできたと思われる者は、すぐにわかります。それぞれの年代、それぞれの感性に私自身が触発されることも多く、PC変換漬けの私には読むことが出来ても、果たして書けるかどうか不安な漢字が綺麗に描かれていたりすると、ドキっとしたり。まだ文字を習っていない子どもは、絵本を読んでもらったりして「絵」を描いてきてくれます。SCSのリーディングマラソンは、本を読んだ証拠として、感想文じゃなくても「絵」でもOKなのです。
私が本にこだわる理由はいろいろあります。とにかく、どんなにインターネットやPCが進化しようとも、文字がなくなることはないでしょう。
このリーディングマラソン、読んだりコメント書いてあげたりすることで、自分の時間を多少使わざるを得ないのですが、意外にみんなの文章を読ませてもらうのは楽しいのです。体力とお金が続く限り(笑)主催させていただきます。
最初はプレゼント目当てでも良いのです。どんどん本を読んでいくうちに、気が付いたらきっと本に夢中になったり、本に救われたりすることがあるでしょう。
言葉に対して注意深くなったり、敏感になることは、若者たちがこれから人生を泳いでいく上で、いいことだと思います。
一方ミュージカル研究所においても「音楽やダンスにおける読解力」は、とても重要です。この四半世紀で子どもたちから教えられたのは、テクニック以外にそれらの感性を磨くために、読書はとても有益であるということです。
きっと、今週末のミュージカル本番を終えたら、また何人か感想文を持ってきてくれることでしょう。
楽しみだなぁ。
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