「やあ、来たね」
そんなセリフを思い出しました。
今日出勤してみると、デスクの上に若い葉っぱが一枚。
誰かが、外の街路樹の葉っぱを机の上に置いたのかと、周囲の人たちに訊いてみても、皆はっぱのことは知らないと言います。
ということは…
空いている窓から、はっぱはダイブして、我が机上に着地、ということでしょうか!
そこで思い出したのが、冒頭のセリフです。
「みどりのゆび」は、世界中のどんな場所にでも花を咲かせることができる、不思議な指です。
チトがそれを持っているのを最初に知ったのは、庭師のムスターシュおじさん。
フランスの作家、モーリス・ドリュオン作の「みどりのゆび」という童話の中で、主人公の少年チトにムスターシュは、いつも「やあ、来たね」と声をかけてくれていました。
机の上のみどりの葉っぱを観て、なぜか、そのムスターシュおじさんのセリフが浮かんできたのでした。
時折、このはっぱがついていた街路樹には話しかけてきていたのですが、もっと話があるということかしらん。
そんなふうに妄想していたら楽しくなりました。
童話のなかで、チトの純粋な心は、たくさんのものを幸せなものに変えていきます。私たちもそのことにあやかって、舞台や音楽を通じて、幸せな時間をつくれるようになりたいものです。
はっぱくん、「やあ、来たね」
「みどりのゆび」は、ミュージカルにもなっています。
今から12年前の2003年、日生劇場で上演されました。
SCSの梶賀千鶴子が脚本・演出を担当させて頂きました。
当時はSCSのメンバーも8名ほど出演協力させて頂きました。
その後の彼らは、劇団四季の俳優として活躍している者、大学生になって海外留学中の者、薬剤師、社会人、主婦、ミュージカル・インストラクターなど、職種は様々ですが、それぞれの夢をかなえ乍ら人生を歩んでいるようです。
手元にある「日生劇場の五十年」という分厚い資料をひも解いてみると、ありました!
出演者までしっかり記録していただいているのですね。
一方、下の写真は、仙台の子どもたちが日生劇場の舞台に立つ、ということで、当時のSCS稽古場(若林区土樋)にTVの取材が入ったときの様子です。
あ、もう一つ思い出さしました。はっぱと言えば、2007年に発表したJUN_harvestのマキシアルバムに「はっぱのうた」という曲が収められています。下記のURLから、その一部をチラっと聴いて頂くことができますよ。
ご興味のある方は是非(^^♪
https://www.cdbaby.com/cd/junharvest
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