学生のころ、「西班牙(スペイン)館」という喫茶店で、4年ほどアルバイトをしていたことがあった。現在の仙台市青葉区本町にあったその店は、比較的高級な佇まいのコーヒー専門店であった(もうそのお店も、お店が入っていたビルもない)。
そのころから毎日コーヒーを飲む習慣がある。そして、若い頃からのそんな経験もあるせいか、コーヒーの香りには、私がこれまで生きてきた様々な場面の思い出が紐づいている。
さて、昨日は、元SCSメンバーで今は仙台を離れてしまっている青年と久しぶりにゆっくり話をする機会を得た。彼はまだ未成年であるから、バーに行くわけにはいかない。事務所近くのお気に入りの喫茶店「エレガンス」で、年齢差35歳のオトコ同志の会話にふけった。
楽しく、濃い時間であった。
またひとつコーヒーの香りに紐づいた、良い記憶が増えた。
コーヒーと言えば、もうひとつお気に入りの喫茶店がある。
仙台からは車で2時間ほどかかるが、東和町にある「カフェ・イッポ」というお店だ。
あんまり人に教えたくないけれど、教えちゃおう。
ホームページはここをクリック。
そうしょっちゅう行くことは出来ないけれど、山間の懐かしい風景のなかで、極上の時間を過ごすことができる。
コーヒーはもちろん(確か数量限定だったと思うけど)このコーヒーゼリーも最高(^^)/
オーナーのippo君とは、彼がまだ中学生のころからの知り合い。
たまに訪れて、カウンター越しに言葉を交わす。
先のエレガンスでの会話もそうであるが、青年たちとの語らいには、いつも発見がある。そして、年を経るほどに楽しいものである。
実は、冒頭の西班牙館のオーナーは、東和町の不老仙館で有名な佐藤家の末裔。
インターネットなど出来る前の話であるから「西班牙館」は、当然ネット検索などしてもひっかかってはこない。
しかし、数十年を経て、奇しくもその東和町でコーヒーをキーワードに新しい憩いの場を見つけているとは…不思議なご縁を感じている。
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