おはりこーず

七ヶ浜町にて今月末の新作ミュージカルの準備が進められています。

写真は「七ヶ浜おはりこーず」の皆さん。

七ヶ浜国際村の一室をお借りして、黙々とミュージカルの衣装製作に取り組んでいただいております。
制作的な意味で言えば、もはや彼らは七ヶ浜ミュージカルのシャドウダンサー、シャドウアクターと言っても過言ではありません。
ちなみに「おはりこーず」は、ＳＣＳミュージカル研究所主宰の梶賀千鶴子が命名した舞台衣裳制作班のニックネームです。梶賀が関与するチーム（土地）には、それぞれにおはりこーずが存在しています。現在は歴史の古い順にＳＣＳおはりこーず、七ヶ浜おはりこーず、一関おはりこーず、米沢おはりこーず、といったチームが存在しています。

さて、ミュージカルで使用する衣裳は、ダンスや早着替えのことなどもあって、かなり特殊な構造のものや、極端に単純な構造のものなど、多種多様に及びます。
それゆえに、衣装製作には、俳優さんたち同様に「場数（ばかず）」が要求されます。衣裳デザインも兼務する梶賀先生の厳しい注文に、的確に対応して下さるこのチーム。短い時間で衣装を作り上げるその技は、もはや芸術的な域に達していますね。

私が尊敬する芸術家、かの岡本太郎氏もかつて「芸術は場数だ！」と言ったとか言わなかったとか。

そんな数多くの現場をこなし、かれこれ14年の歴史を持つ、七ヶ浜おはりこーずの皆さんが丹精込めて作り上げる衣装も、今回の新作ミュージカルでは、大きな見どころであります。