日生劇場にてオペラを観劇した後、中学時代を深川で過ごしたという友人の案内で、生まれてはじめて「深川」に足を踏み入れました。日曜の遅い時間と会ってお店もほとんど閉まっていて、なんとなく静かな雰囲気です。
しかし、ある場所から何やら強烈な祭りのパワーを感じます…
近づいてみれば、なんと「日本一の大神輿」と銘打たれた圧倒的な存在感のお神輿!
金はもちろんダイヤモンドやルビーがふんだんに使用されたお神輿。大きさと美しさに僕はぽかんと大口を開けていました。隣を見ると、友人の表情が少し誇らしげに見えました。なんでも、関東大震災で焼失したお神輿の復活は、深川っこの悲願であったそうです。
それから、通称“人情深川ご利益通り”を通って
有名な深川不動尊にお参りしました。
ちょうど、写真左手にある本堂で護摩供養が行われており(撮影NG場所につき写真ありません)、多くの方々が、手を合わせ火を観ておられました。
友人に誘われるまま私も靴を脱ぎ、本堂にてお参りさせていただき、日本人らしい感覚を味わいました。
ふと思い出しました。英国ケンブリッジに住む著名な社会学者の先生とお話したときに、日本人は宗教を持っている人が少ないというような話をしたところ「とんでもない、そんなことは決してありませんよ」と大真面目で否定されたことがありました。
その時はピンと来ていませんでしたが、こうして、何のためらいもなく、神社仏閣に手を合わせてしまう日本人の私の姿は、外国人にしてみれば完全なる宗教的行為に映ることででありましょう。
しかしながら、それを宗教的行為とはほとんど認識していないというのも、まさに日本人らしいところかもしれません。
良し悪しは別として、先のハロウィンの大騒ぎにしても、来月訪れるクリスマスにしても、キリスト者以外でそのことに宗教的感覚を持っている日本人は少ないでしょう。しかし外国人からみれば、それもまた日本らしい不思議な光景に見えるのかな。
来週末ぐらいから、我々の住む仙台、事務所のある商店街あたりでも、ディスプレイも聞こえてくる音もクリスマス一色になることでしょう。
はい、SCSもご多分に漏れずやりますよ。毎年恒例クリスマス公演。日本人ですもの(笑)。詳細は追ってお知らせいたしますね。今年はヒロセ純の特別企画があります。どうぞお楽しみに~!
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