SCSミュージカル研究所の最上級クラス「マスターコース」のレッスンを覗いてみた。
最上級といっても、難しいことばかりをやっているわけではない。
むしろ、上級クラスになればなるほど基礎レッスンが重視される。
これは、私が若いころに夢中になっていた剣道の稽古と同様である。
昨夜のマスターコースのレッスンは、バー・レッスン。
主宰の梶賀千鶴子先生は10代からバレエ教師の経験を持つ。役者のみならず多くのダンサーたちを育ててきた。ゆえに最上級クラスの研究生には容赦なく厳しい指導の声が飛ぶ。
最上級クラスのメンバーが、こうした地味な稽古を重ねることで、SCSミュージカルの華やかなダンスシーンが形作られていくのである。
一方で、バーレッスンは自分の身体とじっくり対話していく時間でもある。SCSでは様々なダンスレッスンプログラムがあるが、真摯にそのプログラムに取り組んでいる研究生たちには、いつしか美しいプロポーションが与えられていく。
Practice makes perfect.
美しい肢体から生み出される表現には自ずと説得力が伴っていく。
実は、私も28歳くらいから数年間、こうしたダンスレッスンを受けた時期があった。その後それは封印し、今や、我が体型は見る影もなく…「継続は力なり」を反対の意味で証明してしまっている。全く説得力に欠ける肢体(笑)。
Art is long, life is short.
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