昨夜は山形県米沢市に居りました。
地元のミュージカルグループ「伝国座」の定例訪問指導日です。
私たちにとっては、今年初めての伝国座お稽古場訪問です。
まず、みんなで新年のあいさつを終え、昨年のSCSリーディングマラソン(読書量コンテスト)に米沢から参加してくれた子どもたち一人ひとりに記念のプレゼントを進呈しました。
米沢市の村野図書館長からも、新年のご挨拶とともに、たくさん本を読んだ子どもたちへお褒めの言葉を頂きました。
次に、この春、山形県川西町で行われる子ども演劇祭向けの台本配布です。
「ばる~ん」(作:梶賀千鶴子、音楽:ヒロセ純)という短い作品ですが、中身は濃いですよ~!
センセから直々に台本を頂きます。
台本を受け取ったメンバーは、皆一様に嬉しそうな顔をしています。
新しい台本って、いいですね。
おっと、こういう場面を見ていると、他のお稽古場、すなわち仙台や七ヶ浜の子どもたちのうらめしそ~な顔もちょっと脳裏をかすめます(笑) SCSやNaNa5931のみんな、こうして今年も新しい作品いただけるように、お稽古に励もうね!
台本読みなど、一連のお稽古を終えると最後に伝国座の松田代表から、暮れに伝国座が訪問公演をした社会福祉法人成島園(特別養護老人ホーム)や興譲教会など出張公演先の皆さまから、お礼の手紙や寄せ書きを頂いたという報告がありました。
ふと、窓の外に目を移すと、すごい吹雪です。外にある柱の片面だけに雪が張り付いているのがお分かりでしょうか。
強い風で天上のほうから建物が風を切るような音が聞こえています。そんなお稽古場ですが中はとても暖かい。私は子どもたちに自分が小さい頃の冬の記憶を少しお話ししました。冬の記憶は悪いものばかりではありません。子どもたちはすぐに私が話した状況や風景を連想してくれたようです。感覚を共有できることがとても素敵に感じました。
風土は子どもたちの人格形成にも大きく影響します。いにしえから偉大な先人を多く輩出している素敵な土地に生まれ育っていることを感じてほしいと願っています。
夏は日本屈指の最高気温、冬は豪雪。そんな米沢ですが、私の故郷でもあります。そしてその米沢で、毎週のお稽古や、地元発信の舞台作品上演、社会福祉活動など真摯な取り組みを続けている伝国座メンバー。彼らががんばる限り、吹雪の夜であろうが、灼熱の夏の日であろうが、喜んで通い続けたいと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿